フェザードフレンズ製スリーピングバックの選び方

 
 

スリーピングバッグ選びはとてもわくわくする作業です。自分に合ったスリーピングバックは、体を温かく快適にしてくれ 、適切なケアを施せば10年、またはそれ以上使用することができます。万能なスリーピングバッグというのはありませんが、40年以上もの経験を持ち40以上のモデル数を誇る私たちが、あなたのアドベンチャーにピッタリのスリーピングバックをご用意します!

まずは以下の一般的な基準をご参考に商品選びを始めて下さい。


最低使用温度:

温かさを保つことはとても重要で、スリーピングバックを選ぶ際、気温が商品選びの重要なポイントの一つになります。 理想的には、行き先で考えられる最低の気温より低い最低使用温度を持つバッグを選ぶのが良いでしょう。特に睡眠時に体が冷えやすい方は、予想される最低気温よりも5℃〜10℃程度低めのバッグをお選び下さい。様々な要因が気温に影響を与えることがあります。


シェイプ:

シェイプは快適性を求めるうえでとても重要です。例えば、体にぴったりフィットするデザインは身動きが取りづらく安眠を妨げ兼ねませんが、軽量性に優れています。一方で、ゆったりとしたスペースがあると快適ですが保温効率が高くありません 。一つだけ言えることは、スリーピングバッグは長い時間を共にするものです。スペースと重量のバランスの良いバッグを見つけることが大切です。


長さ:

長さはモデルを絞り込みやすい基準の一つです。アクティビティに応じて、保温効率を高く維持できる長さを選びましょう。通常、長過ぎず身長より少し長いレングスを選ぶことをお勧めします。あまり長過ぎると睡眠時に体を冷やしてしまいます。

 

最低使用温度

最低使用温度はスリーピングバッグ選びの最も重要なポイントです。ではあなたのニーズにあった温度とは何でしょう?多くの場合、予想される最低気温よりも少し低い最低使用温度モデルを選ぶと良いでしょう。睡眠時に体の冷えやすい方は、予想最低気温より5℃〜10℃程度低めのバッグを選ぶことをお勧めします。軽量性を追求したいクライマーやスルーハイカーは、ダウンジャケットなどのレイヤーを有効に活用して、バッグ内の快適温度域を上げることもできます。あなたがどのような睡眠スタイルを好み、どれくらいの快適性を求めるのかを考えながら選ぶことも大事です。 フェザードフレンズのスリーピングバッグは以下の使用温度域に分類されます。
 
3シーズン
−1℃から−12℃。最も軽量性に優れたスリーピングバッグ。ほとんどの バッグは2種類のシェル生地での展開があります。Schoeller Nanosphereと ウルトラライトPertex® Endurance®

ウインター
-18℃から-23℃。防水性/透湿性に優れたPertex® Shield®生地を採用

エクスペディション
-32℃から-51℃。極寒地帯や高所登山、また地球上での究極の寒さに対応する仕様

もしかするとあなたはまだ行ったことがない場所に行こうとしていますか?どれくらい寒くなるでしょう?調べると基準値温度がわかると思います。下の図を参考に、基準値温度に合ったバッグをお探しください。

最低使用温度に影響を与えるものはありますか?

テントまたはシェルター:当然のことのように思えますが、通常はテントやシェルターを使ったキャンプでは、より温かく過ごすことができます。一つの障壁に守られることによって、熱放射、蒸発、対流移動により熱の逃げる量を減らすことができます。スリーピングバッグ内が温かくなるだけでなく、テント内の空気にも同様のことが起きます。

スリーピングパッド:スリーピングパッドは携帯用寝具の中で重要なギアの一つで、快適性をもたらすだけでなく、地面を通じて逃げる熱の量を減らします。多くの状況下では、外気よりも地面を通じより多くの熱を奪われます。快適性を考えるうえで、スリーピングパッドはとても重要な存在です。

性別:全員に言えるわけではありませんが、男性と女性では睡眠の仕方に違いがあります。一般的に女性は男性と比べ、睡眠時に体が冷えやすい傾向にあります。フェザードフレンズの女性用スリーピングバッグは、足周りを含め全体的にグースダウンを多めに詰め込んでいます。

メタボリズム(代謝):人間の体はまるで車のエンジンのように働き、燃料(食べ物)を使って動き続けます。そのエンジンの活動からもたらされるのが体温です。一般的に高代謝はより温かさを生み出し、低代謝は睡眠時に体温が下がりやすく冷えを感じやすいです。

食べ物と水分補給:寝る前に食べ過ぎて、布団の中で熱く感じたことはありませんか?十分な食べ物と水分を摂ることにより代謝があがり、睡眠時の体温もあがります。

レイヤー:予想外の寒さになったとき、乾いた服を体に1、2枚レイヤーすることで、保温レベルを上げることができます。特に冷えやすい足元に清潔で乾いたソックスやダウンブーティを履くことで、長く快適な時間を過ごすことができます。

標高:標高は通常体にいろいろな影響を及ぼします。標高が高い所にいると、低いところと比べ、睡眠時の呼吸数は大きく低下し、血液の働きは鈍くなり、酸素は体の先端まで効果的に届かなくなります。

清潔さ:あなたのことではなくスリーピングバッグのことです。繰り返し使った後は、洗うことでダウンの保温力が回復します。長期間使うことでついた油分や泥は、ダウンのロフト(かさ高)を低下させます。ロフトの低下=保温力の低下に繋がります。洗濯方法については、ページ下部「製品のお手入れ方法」をご覧ください。
 

シェイプ

フェザードフレンズでは、他社に比べ多くのシェイプを取り扱っています。


シェイプの採寸方法
各スリーピングバッグは3つの数字で寸法(シェイプ)を規定しています。
例:152 cm/132 cm/97 cm。この寸法はそれぞれ肩、腰、足部分の内周囲になります。


・ナロー幅マミー型:147 cm/132 cm/97 cm
スレンダーな体形の方や軽量性を追求したい方向け。ナロー幅はマーリン(-1℃)とハミングバード(-7℃)のみで展開です。

・標準幅マミー型:152 cm/142 cm/97 cm
一番人気のあるシェイプで、最低使用温度-1℃から-32℃まで、各温度帯で展開しています。

・ワイド幅マミー型:163 cm/147 cm/102 cm
肩幅が広い方、少し広めにスペースがほしい方、またはダウンウエアを中にレイヤリングされたい方に適しています。

・女性用マミー型:137 cm/142 cm/97 cm
肩部分は狭めでヒップにかけて余裕を持たせたデザインは、女性からの支持はもちろん男性ユーザーにも好評です。

・エクスペディション用マミー型:163 cm/152 cm/99 cm
スノーグース(-40℃)とスノーイーオウル(-51℃)のみで展開。ダウンパーカやダウンスーツを中に着用できるよう十分なボリュームを持たせています。

・セミレクタンギュラー型:163 cm/155 cm/122 cm
よりスペースを持たせ、重量・容量を減らすためわずかに先細にしたデザイン

・レクタンギュラー型:163 cm/163 cm/163 cm
先細ではなくスペース重視の封筒型。コンドルシリーズのみで展開しています。ハンティングやカジュアルキャンプ用としてとても人気が高く、二人用としても使用できます。
 

長さ

スリーピングバッグの長さ選びは難しいものではありませんが、そう簡単でもありません。適切な長さのバッグは、保温を犠牲にすることなく快適に過ごせるだけの十分なスペースを確保します。基本ルールとして憶えておいてほしいのは、バッグが長くなるということはより表面積が増えるということであり、熱が逃げるスペースが増えるということです。更に体で温めなければならないスペースが増えるということです。フェザードフレンズでは足先からフードまでバッグの内側を測ります。サイズ展開はいたって標準的なものです。
・男性用/ユニセックス用:レギュラー 183 cm & ロング 198cmまで
・女性用:スモール 160 cm & ミディアム 175 cmまで
・ヴィレオ:157 cm, 173 cm, 188 cmまで
3シーズンバッグをご使用の際は、少し余分なスペースのあるサイズをお勧めしています。例えば身長170cmから180cmぐらいの方は、通常のケースではレギュラー丈を好まれます。身長183cmの方もレギュラーサイズにフィットする方もいます。これがより低温での使用となりますと、スリーピングバッグの中はクロージングやブーツライナーを温めるには最適な場所となり、また温めたウォーターボトルを空いたスペースに入れて暖房器具として使うこともできます。この場合、身長170 cmから178 cm位の方はレギュラー丈をお選びになるでしょうが 、178 cm以上の方はサイズアップを考慮してもよいでしょう。 身長198 cm以上もしくは160 cm以下の方は、6 inch単位で長さを調整するカスタムオーダーが可能です。詳細につきましては、カスタマーサービスまでお問い合わせ下さい。
 

連結可能なスリーピングバッグ

全てのマミー型スリーピングバッグには#5YKKジッパーが使用してあります。男性用バッグの左サイドに施されたジッパーと女性用バッグの右サイドのジッパーを連結させることが可能です。単純に2つのバッグのジーパーを全開にした後、連結させてジッパーを閉めて下さい。

ご注意ください:
連結させたジッパーの長さは、短い丈のスリーピングバッグのジッパーの長さまでとなります。例えば、ロング丈のマミー型バッグはジッパーの長さが193 cmあり、女性用スモール丈のジッパーは147 cmです。この場合、ジッパーは足元で繋がり、短い方のジッパー、つまり147 cmまでしかジップアップできません。もし常に連結してご使用されることをお考えの場合は、カスタマーサービスまでお問合せください。カスタムオーダーでジッパーの長さを短くして、短い方の丈のジッパーサイズに合わせることができます。

ペンギンとコンドルはジッパーの位置が左右どちらでも使えますので、連結させるためにジッパー位置が逆になっているものを揃える必要はありません。ジッパーの長さはバッグ丈によって異なり、短い方のジッパーの長さまでしか閉じることができません。 フェザードフレンズでは業界標準のYKK#5とYKK#8ジッパーを採用していますが、これが他社製品や当社旧モデルと連結できるという保証はございませんのでご注意ください。ジッパー構造は長年にわたり少しずつ変化しており、合わないタイプのものが多く存在します。
 

2人用スリーピングバッグ

2人用スリーピングバッグを3タイプ展開しています:
・ペンギン:セミレクタンギュラー型のスリーピングバッグは広々と1人用バッグとしての使用、もしくは完全にジッパーを開けてペンギングランドシートを取り付ければ2人用バッグとしても使えます。寒い夜にはフード(別売り)をグランドシートにジッパーで取り付け可能です。ペンギンを2人用としてご利用される場合は、レギュラー幅(51 cm)のスリーピングパッド2枚を使って快適なセットアップを作ることができます。 2人用スリーピングバッグの中で一番人気のモデルです。

・コンドル:完全封筒型のスリーピングバッグで、ラインナップの中で最もスペースのある1人用としての使用 、もしくはペンギンのように、完全にジッパーを開けコンドルグランドシートを取り付け2人用としても使うことができます。ペンギン同様、フード(別売り)をグランドシートにジッパーで取り付け可能です。2人用として使用時は、幅広(64 cmまで)のスリーピングパッド2枚と合わせて使うことができます。

・スプーンビル:Backpacker誌のエディターズチョイスを受賞したスプーンビルは、究極の軽量化と効率化を実現したモデルで、2人用としてのみ使用可能です。各自に取り付けられたフードは通気を防ぎ、各サイドに設けられたショートジッパーからバッグの出入りが楽に行えます。スプーンビルは底面にインサレーションが施されていませんので、多くの人がインフレータブルのスリーピングパッド2枚を下に敷き、ストップや固定キットで留めて使用しています。
最低使用温度は1人用の場合でも十分複雑ですが、2人用になると更に複雑さを増します。したがって当社では、2人用システムの最低使用温度の指定は行っておりません。